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自分でメンテナンスするwiki、Karpathy式LLM-wikiパターン
ほとんどの社内wikiは、手入れをやめた瞬間から腐り始めます。Karpathy式のLLM-wikiパターンは、ナレッジベースをAIが生かし続ける存在に変えます。その仕組みをご紹介します。
どの社内wikiも、良い意図から始まって墓場として終わります。ページは少しずつ古くなり、リンクは切れ、書きかけの下書きが積み上がり、やがて誰も信頼して見に行かなくなります。知識は技術的には「そこにある」のですが、ただ静かに腐っていくのです。
Andrej Karpathyが広めたLLM-wikiパターンは、その出口を示してくれます。wikiを静的なアーカイブとして扱うのをやめ、言語モデルが継続的に読み、そこから答え、修復していく存在として扱い始めるのです。lodosはこのアイデアの上に、生きたwikiを直接構築しています。
検索ではなく、答えを
従来のwikiは検索ボックスを差し出して、あとは幸運を祈るだけです。LLM-wikiは答えそのものを返します。
「Stripeのwebhookはどう処理しているか」と尋ねても、エージェントは10ページもまとめて投げつけてきたりはしません。全文検索で関連するページに絞り込み、あなた自身が検証したページから回答を組み立て、それぞれの出典を[[wikilink]]として引用します。これによって、すべての主張をその出どころまでたどれるのです。
推測と答えの違いは、引用があるかどうかです。このwikiは、あなたが書いて検証したページからしか答えません。モデルの想像からは決して答えないのです。
自分で鮮度を保つ
wikiが腐る理由は、メンテナンスが誰の仕事でもないからです。LLM-wikiパターンは、それをシステムの仕事にします。
毎日のスキャン(安価なSQLとregexで、AIコストはゼロです)が、腐敗が広がる前に検出します。
- 孤立ページ: どこからもリンクされていないページ。
- デッドリンク: もう存在しないページを指している
[[wikilinks]]。 - 古くなった記述: 周囲が変化したのに手が入っていないページ。
- ギャップ: 質問されるのに、それに答えるページが存在しないもの。
- 未整理ページ: 構造の中に組み込まれなかったメモ。
数ヶ月後に劣化に気づくのではなく、毎朝、短く正直なヘルスレポートとともに目を覚ますことになります。
働くほどに育つ
いちばん良いのは、誰かが腰を据えて書かなくてもwikiが豊かになっていく点です。AIが記録したすべての判断、処理したすべての返金、完了したすべてのタスクが、あなたのナレッジベースに書き戻されていきます。会社を運営する副産物として、wikiが複利的に積み上がっていくのです。
AIが歩けるグラフ
ページの下には、ナレッジグラフがあります。すべての[[link]]は、ひとつの共通エンジンによって解決されます。レンダリングにも、lintにも、エージェント自身の推論にも、同じエンジンが使われています。
この最後の点が重要です。AIがマルチホップの質問(「先四半期に決めた契約変更の影響を受ける顧客はどれか」)に答えるとき、AIはあなたと同じようにグラフを歩き、顧客から契約へ、契約から判断へと、糸をたどっていきます。決定的に重要なのは、AIが構造のみを辿るという点です。slug、タイトル、そしてページ間のエッジだけです。あなたのビジネスがどう組み合わさっているかを理解するために、ページ本文やSecretsは一切必要としません。
そしてグラフはObsidian級でありながら標準搭載なので、実際のObsidian vaultをインポートし、lodosで編集を続け、いつでもプレーンなmarkdownにエクスポートして戻すことができます。ロックインはありません。
決して切れないリンク
これ全体を頑丈にしている、ひとつの小さなアーキテクチャ上の判断があります。slugは安定していて、タイトルは自由に変えられるということです。ページの名前を好きなように、好きな頻度で変更しても、そこへのすべてのリンクとグラフ上のすべてのエッジは、そのまま無傷で保たれます。ページの名前を変えると壊れるwikiは、人々がメンテナンスをやめてしまうwikiです。
なぜローカルで動くのか
これらすべては、あなたのマシン上で動きます。ページも、グラフも、毎日のlintも、それらを読むエージェントも、どれもあなたの知識をサーバーへ送り出したりはしません。それはlodosの他の部分を貫くのと同じ原則です。AIは必要なコンテキストを得て、あなたのデータはあるべき場所にとどまります。これについてはなぜzero-knowledgeなCompany OSを作ったのかで詳しく書いています。
wikiは、いずれ放り出してしまう面倒ごとであってはなりません。働けば働くほど鮮明になっていく、あなたの会社の地図であるべきです。それこそがLLM-wikiパターンが可能にするものであり、lodosが箱の中に同梱して届けるものです。
製品を見るか、lodosをダウンロードして、あなた自身のwikiを始めてみてください。